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桧山元議長事務所を捜索 河井陣営買収疑惑、渡辺県議宅も【動画】(2020年4月10日掲載)

2020/4/10 23:14
桧山氏の後援会事務所の家宅捜索を終え、関係資料を運び出す捜査員(9日午後4時20分、広島市安芸区)

桧山氏の後援会事務所の家宅捜索を終え、関係資料を運び出す捜査員(9日午後4時20分、広島市安芸区)

 昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した自民党の河井案里氏(参院広島)の陣営を巡る公選法違反(買収)事件に絡み、広島地検は9日、広島県議会の桧山俊宏元議長(75)=広島市安芸区=と渡辺典子氏(35)=安佐北区=の現職県議2人の後援会事務所などを家宅捜索した。関係者によると、公選法違反容疑とみられる。2人は案里氏が県議時代に同じ会派に所属し、参院選では案里氏を支援していた。

 地検は、案里氏と夫の克行前法相(衆院広島3区)が公示前、広島県内の地方議員らに票の取りまとめを頼む趣旨で現金を渡したとの見方を強め、任意聴取を進めている。桧山氏と渡辺氏については強制捜査が必要と判断。現金受け取りの有無などを捜査しているもようだ。2人は中国新聞のこれまでの取材に現金の受け取りを否定している。

 桧山氏は1991年〜2003年に県議会議長を務めた県政界の実力者の一人。参院選で案里氏に敗れた自民党の溝手顕正氏を支えた同党県連の主流派とは距離を置き、案里氏を支援した。渡辺氏も、県議会で行動をともにしていた案里氏を応援していた。

 地検はこの日、2人の事務所と自宅を家宅捜索し、関係資料を押収。任意聴取もした。聴取後、桧山氏は報道陣に対し、地検から金品を受け取ったかどうかを聞かれたとし「そこだけは全く違いますと。いくら言われても同調はできませんと話してきた」と述べた。渡辺氏の事務所のスタッフは「違法な現金は受け取っていない」と話した。

 参院選広島選挙区では、自民党が党本部主導で2議席独占を狙って案里氏を擁立し、ベテランの溝手氏が落選した。河井氏側には公示前、夫妻が支部長を務める二つの党支部に対し、党本部から計1億5千万円の入金があった。地検は3月下旬以降、広島県内の地方議員ら関係者を一斉に任意聴取。案里氏陣営の資金の流れなどの捜査を進めているとみられる。

 桧山氏と報道陣主なやりとりはこちら

 ▽案里氏の「政治の師」桧山氏

 河井案里氏の陣営を巡る公選法違反事件で広島地検は9日、広島県議2人の家宅捜索に踏み切った。地検は、河井夫妻が集票力のある地方議員らに現金を配った疑いがあるとみている。県政界の「重鎮」への強制捜査に衝撃が走った。

 広島市安芸区船越南にある桧山俊宏元議長の後援会事務所。午後4時20分ごろ、捜索を終えた捜査員が段ボール5〜6箱を次々に運び出し、車に乗せた。事務所スタッフによると、後援会の名簿のデータなどが保存されているノートパソコンなどを押収されたという。

 桧山氏は12年の議長経験があり、1997年には全国都道府県議会議長会の会長に就任。案里氏が「政治の師」と仰ぐ存在だ。参院選では自身の支援者網をフル活用して支援。克行氏も慕い、複数の関係者によると、夫妻は選挙前も頻繁に会食を重ねていた。

 この日、県議2人の関係先に家宅捜索が入ったとの情報は県議の間に一気に広がった。ある県議は「桧山先生に…。びっくりだ」と驚きの声を上げた。

 <クリック> 河井案里氏陣営の公選法違反事件 広島地検は3月3日、選挙カーからマイクで支持を呼び掛ける車上運動員14人に法定を超す報酬計204万円を払ったとして、案里氏の公設第2秘書立道浩被告(54)=広島市安佐南区=と夫克行氏の政策秘書高谷真介被告(43)=東京都葛飾区=らを公選法違反(買収)の疑いで逮捕し、同24日に2人を同法違反罪で起訴した。報酬は法定上限の2倍の日額3万円だったとみられる。

#河井夫妻秘書公選法違反事件


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  • 自宅前で報道陣の質問に応じる桧山氏(9日午後8時)

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