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安芸太田町の小坂町長辞職 町議会が同意 克行氏から現金受け取りで【動画】(2020年4月10日掲載)

2020/4/10 2:04
小坂町長

小坂町長

 自民党の河井案里氏(参院広島)が初当選した昨年7月の参院選前に夫の克行前法相(衆院広島3区)から現金20万円を受け取っていた広島県安芸太田町の小坂真治町長(71)が9日、辞職した。町議会が臨時会を開き、同日付の辞職に同意した。公選法の規定に基づき、5月27日までに町長選が実施される見通し。町選管が近く日程を決める。

 臨時会で小坂氏は、封筒を受領した当時の状況や、自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載する手続きを取った経緯を説明。「返す機会をうかがっていたがかなわなかった。いわれのないお金を不本意ながらも受け取り、1年も処理できなかった責任を痛感している」と述べた。

 また、町民や職員との信頼関係を損ねたと辞職の理由を示した上で「異常な選挙の流れを止められず、巻き込まれたことを深く反省している」とした。小坂氏は広島地検の任意聴取を受けたを明らかにしている。

 町議会本会議の質疑などでは、町議から「行政トップとして辞職は当然」などの意見が出た。採決では、辞職に対する異議は出ず、議長と欠席2人を除く9人全員が同意した。辞職が認められると、小坂氏は議員席に頭を下げた。新町長決定までの職務代理者は小島俊二副町長(63)が務める。

 参院選広島選挙区では、自民党が2議席独占を狙って案里氏を擁立した。安芸太田町は克行氏の地盤の広島3区にある。選挙前に河井夫妻が現金を持参した同県内の首長、地方議員が辞めるのは小坂氏が初めて。次期町長選には現時点で、元衆院議員の新人橋本博明氏(49)が無所属で立候補する意向を示している。(山田太一、山田英和)

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