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広島県議会の控室を家宅捜索 河井陣営買収疑惑で広島地検【動画】(2020年4月29日掲載)

2020/4/29 23:34
渡辺氏の控室の捜索を終え、部屋を出る捜査員(28日午後0時6分)

渡辺氏の控室の捜索を終え、部屋を出る捜査員(28日午後0時6分)

 自民党の河井克行前法相(衆院広島3区)の妻で、昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した案里氏(参院広島)の陣営を巡る買収疑惑で、広島地検は28日、広島県議会の議会棟(広島市中区)の家宅捜索に入り、桧山俊宏元議長(75)=広島市安芸区=ら同党の県議3人が所属する各会派の控室を捜索した。

 3人はいずれも参院選で案里氏を支援。地検は今月上旬、票の取りまとめを依頼する趣旨で河井夫妻側が現金を渡した疑いがあるとして自宅などの関係先を家宅捜索しており、公選法違反容疑で捜査を進めているとみられる。

 この日、捜索を受けたのは自民党議員会(1人)の桧山氏のほか、自民党広志会・つばさ(7人)の渡辺典子氏(35)=広島市安佐北区=と自民党大志会(1人)の坪川竜大(たつひろ)氏(49)=呉市。午前9時半ごろに地検の捜査員が3会派の各控室に入り、専用の机などがある室内から関係資料を押収し、正午すぎに捜索を終えた。

 地検は、夫妻側が参院選の公示前に地方議員や首長らに広く現金を配ったとの見方を強め、任意聴取や家宅捜索を進めている。一連の疑惑で県議会に捜索が入ったのは初めて。

 桧山氏は1991年〜2003年に県議会議長を務めた県政界の重鎮。参院選では、落選した溝手顕正氏を支えた自民党県連の主流派とは距離を置き、案里氏を支援した。渡辺氏は案里氏が県議だった当時に同じ会派に所属。行動を共にし、参院選では案里氏から車上運動員の紹介を頼まれるなど関係が深かった。桧山氏と渡辺氏は今月9日、坪川氏は翌10日に自宅などの家宅捜索を受けている。

 桧山氏はこの日、中国新聞の取材に対して帳簿などを押収されたとした上で「(現金授受は)初めから一貫して否定している」とあらためて強調。渡辺氏は「違法な金はもらっていない」、坪川氏も「(現金授受は)まったく身に覚えがない」と述べた。

 <クリック>河井案里氏陣営の地方議員らを巡る買収疑惑 中国新聞社が3月下旬から今月上旬に広島県内の全23市町議会の議員に聞いた一斉調査では、県議7人と広島市議6人の計13人が、参院選公示前に河井夫妻側が数十万円を持参してきたと回答。その後の取材で、議長経験のある廿日市市議も20万円を渡されたと証言した。首長では安芸太田町長だった小坂真治氏が20万円を受け取ったと認め、9日付で辞職。大竹市の入山欣郎市長は現金が入ったとみられる封筒を提示されたが、突き返したとしている。 

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