世羅が17連覇 広島県高校駅伝男子、50度目の全国出場へ
2020/11/8 17:22
全国高校駅伝の出場権を懸けた広島県高校駅伝の男子は8日、三次市のみよし運動公園陸上競技場のトラック周回(7区間42・195キロ)で40校が競った。世羅が2位以下を大きく引き離して制し、2時間4分54秒49で17年連続50度目の都大路切符を手にした。
古豪・世羅が好タイムで節目となる50回目の全国高校駅伝の出場を決めた。ケニア人留学生を温存する中、原動力となったのは2年生の「ダブル翔太」、3区塩出翔太、4区森下翔太の快走だった。
未経験のたすきのない駅伝レース。1区(1万メートル)の新谷紘ノ介主将が30分25秒66とやや苦しみ、2区を終えた時点では2位広島国際学院に約6秒差ににじり寄られていた。だが3区(8107・5メートル)の塩出が「自分でしっかり差を広げるつもりだった」とハイペースで刻み、23分59秒18で2位とのリードを1分30秒以上に拡大。4区(8087・5メートル)の森下も23分49秒17で後続との差を広げ、17連覇を盤石にした。
ともに5000メートルの自己記録が13分57秒台。「他人に関係なく、自分の走りができるようになった」とマイペースを貫く森下に対し、塩出は「負けたくないから、練習からバチバチしながら走っている」と対抗心を燃やす。
2人を含めて13分台を4人そろえ、「世羅史上最速」の呼び声が高いチーム。新宅昭二監督は「速さに強さが伴うよう、しっかり調整していきたい」と5年ぶりの都大路制覇を見据えた。
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