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妖怪伝説の力士「権八」石像設置(2019年11月7日掲載)

2020/11/8 18:47
三井権八の石像の完成を喜ぶ升井会長(左)と会員

三井権八の石像の完成を喜ぶ升井会長(左)と会員

 三次市三次町に残る妖怪伝説「稲生物怪(いのうもののけ)録」に、同市布野町出身の相撲取りとして登場する三井権八を広く知ってもらおうと、同町老人クラブ連合会は、道の駅ゆめランド布野に権八の石像や紹介看板を設置した。升井紘会長(75)を中心に会員が寄付を呼び掛けて実現。10日午前10時から、道の駅でお披露目会を開く。

 権八は、同伝説の主人公稲生平太郎と共に、さまざまな妖怪の出現時に居合わせる大男。石像は、高さ45センチ、幅40センチ、奥行き30センチで、まわし姿の権八が、歯を食いしばってあぐらをかいている。

 石像の横には、権八の紹介に加え、町内に伝わる化け猫やカッパの民話の舞台を案内する地図を盛り込んだ看板を設置。スマートフォンなどのカメラで読み取ると、民話の詳細が読めるQRコードも掲示した。

 同連合会は、4月に開館した妖怪博物館(三次町)の来館者たちに「妖怪にゆかりある布野町を知ってもらいたい」と制作を計画。70〜90代の会員10人ほどが、住民や町出身者たちから約35万円の寄付を集め、市の補助金40万円と合わせて作り、10月下旬までに設置を終えた。

 権八の生い立ちや、町内に残る約30の民話を紹介したA5判26ページの冊子も千部製作。お披露目会で配布するほか、妖怪博物館や道の駅に無料で置く。升井会長は「権八や地域の民話を地域資源として磨いていきたい」と話している。(高橋穂)

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