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奥原元広島県議会議長、200万円授受認める 河井前法相夫妻側から
昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した河井案里容疑者(46)と夫で前法相の克行容疑者(57)=衆院広島3区=が公選法違反(買収)の疑いで逮捕された事件で、元広島県議会議長の奥原信也県議(77)=自民議連、呉市=が24日、夫妻側から3回にわたり、計200万円を受け取ったと中国新聞の取材に認めた。検察当局による事情聴取でも、同様の事実関係を説明したとしている。
奥原氏によると、克行容疑者からは4月1日に50万円、6月下旬に100万円を受け取った。案里容疑者からは5月下旬に50万円を提供された。授受の場所はいずれも、呉市の自身の事務所だった。このうち50万円は使い、150万円は自身の政党支部に対する寄付として扱う手続きをした。
奥原氏は取材に「夫妻が持ってきた。検察当局の捜査には全面的に協力している」と述べた。
奥原氏はこの日、県議会棟で報道各社の取材に応じた。「将来的には進退を含めて考えないといけない。起訴されたりすれば考えないといけない」と語った。
奥原氏は1975年に広島県議へ初当選し、当選12回。県議会議長を89年から1年余り務めたほか、自民党県連幹事長の要職を2002〜10年に担うなど、地元の呉市を中心に県政界で影響力を持つとされる。案里容疑者が初当選した03年以降、県議会会派で同じ自民党議員会に所属。15年に自民議連へ移った。
98年の参院選広島選挙区(改選数2)では自民党新人で立候補。別の自民党新人や野党系の無所属新人との激戦となり、2位の当選者と8996票差で落選した。案里容疑者が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区では自民党が党公認で2人を立てたが、2人の擁立はこの98年以来、21年ぶりだった。
克行容疑者は今月18日、案里容疑者を当選させる目的で昨年3月下旬〜同8月上旬ごろ、94人に投票や票の取りまとめを依頼し、その報酬として121回にわたり計約2570万円を渡したとして逮捕された。このうち5人については案里容疑者と共謀したとされる。既に、三原市の天満祥典市長(73)が克行容疑者から複数回にわたり計100万円以上を受け取った疑いがあることが、関係者への取材で判明している。
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