案里被告公判、12月23日に結審 年明けにも判決
2020/11/11 11:55
昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の第24回公判が11日、東京地裁であり、12月23日に結審することが決まった。12月15日に検察側の論告求刑、同23日に弁護側の最終弁論がある。関係者によると、年明けにも判決が言い渡される見通し。
案里被告が10月27日に保釈されて初めての公判。開廷40分前の午前9時20分ごろに弁護人や政策秘書とともに東京地裁にタクシーで入った。案里被告は黒のスーツにハイヒール姿で、議員バッジを付けて弁護側の席に座った。弁護人によると、案里被告の母親が「バッジを着けていけば」と言ったという。
公判では論告求刑と最終弁論の期日を決めたほか、検察側は、10月の案里被告の公判に証人として出廷し証言拒否を繰り返した夫の克行被告(57)=衆院広島3区=の供述調書を証拠採用するよう要求。弁護側が同意せず、地裁は証拠採用の可否の判断を留保した。
案里被告は、起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として審理されている。起訴状によると、克行被告と共謀して広島県議ら5人に計170万円を渡し、克行被告はこの5人を含む100人に2901万円を渡したとされる。克行被告は9月に弁護人を全員を解任した影響で公判が予定より大幅に遅れている。両被告とも買収の意図を否定し、無罪を訴えている。
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