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【案里被告第25回公判 弁護側被告人質問詳報】参院選巡る情勢<6>票をお金で買う発想、私の中にはございません

2020/11/14 1:40

 弁護人 昨年3月、自民党の公認候補になり、4月の統一地方選にかけてあいさつ回りをして、お金を差し上げたり、差し上げようとしたりして起訴事実につながった。どういうつもりだったか。

 被告 お金を差し上げた相手、差し上げようとした相手は、私にとりましては極めて特徴的な、限定的な方でございます。私が県議会に復帰して迎え入れてくれた、その後に入ってきた先生方、そういった方々に感謝の気持ちでございます。私の同期、私が4期在籍した同期です。

 弁護人 同期とは。

 被告 安井(裕典)さんです。同期の中でも次の県政を引っ張ると期待している。お世話になったことと、私の意思を継いで、あ、継いでって言っちゃった。方便かもしれませんが。

 弁護人 地方選挙のころにうかがったということから、お金の意味をどう思ったか。

 被告 お礼とか、今後の県政運営を頑張っていただきたいとの思いを込めた当選祝い、陣中見舞いでございます。

 弁護人 別に起訴されている克行さんの件とセットで捉えられている面もあるが、票をお金で買おうとしたとの見方もある。案里さんとしては票をお金で買う見方をどう思っているか。

 被告 票をお金で買う発想自体、私の中にはございません。10年余り地方でどぶ板の選挙を続けてきた。心掛けてきたのは人と関係をつくることです。行事で年間、数千カ所出席するし、来賓席で漫然と座って油を売ることはしない。一人一人の方と短いながらも会話を交わす。スポーツ大会ならグラウンドを回って皆さんにごあいさつする。公園に座っているおばあちゃまにも、しゃがみ込んでお話しします。

 弁護人 目線を相手に合わせるということか。

 被告 そうですね。できれば握手し、私という人間を知っていただく、誠意を感じ取っていただく。県内には友達のような付き合いをしている、家族のような関係になった人もいます。事件で胸を痛めていると思うと申し訳ないと思います。

 弁護人 票を買ったわけではない。

 被告 誤解されていると思うが、人間関係で票を入れる。限られた方としか人間関係を結べなくても私という人間を知ってもらう。選挙がいかに大きくても同じ。自分の姿、一生懸命な姿を見て、私という人間を想起してもらうよう、そのように考えています。

 弁護人 それは、お金で買えるものじゃない。

 被告 はい、そうです。

 弁護人 票のとりまとめという表現が出てくるが、どう思うか。

 被告 私の経験上、票を取りまとめていただく方が世の中に存在しないと考えています。

 弁護人 なぜ。

 被告 人間と人間の信頼関係の上でしか票は入らない。投票は尊く、神聖で、面倒くさい行為。お休みの日、仕事の空いている時間に足を運んで、河井案里と書いていただく面倒な行為をしていただくには誠意がないといけない。有権者に直接お届けする、一人一人へのきずなだと思います。

 弁護人 案里さん自身のお考えか。

 被告 そうです。

 弁護人 政治活動と選挙運動の関係が公示前、公選法上許される行為があるのは知っているか。

 被告 はい。
(ここまで 1257文字/記事全文 2975文字)

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