鳥取の10代男性、陽性確認までに11日間 新型コロナ、医療機関を3回受診 知事、積極検査促す
2020/11/14 17:03
鳥取県は14日、新型コロナウイルス感染が13日に確認された県西部在住の10代会社員男性は、発熱して県の接触者等相談センターに相談した後、PCR検査による陽性確認まで11日間が経過していたことを明らかにした。その間に医療機関を3回受診していた。
14日の対策本部会議で平井伸治知事は「症状があれば、恐れることなく積極的に検査を受けてほしい」と強調。1日からかかりつけ医が発熱者に対応する診察・検査体制に移行しており、検査を広く促すことで感染の早期発見と封じ込めを図る方針を示した。
県によると、10代男性は2日に37度台の発熱と倦怠(けんたい)感が出て、接触者等相談センターに電話。かかりつけ医を受診し、自宅療養を勧められた。症状が改善しなかったため5日に再び相談センターに電話し、PCR検査が可能な医療機関を紹介され受診したが、医師は1週間の健康観察と外出自粛を指導したという。
症状が改善した後、勤務先から検査を勧められ、12日に同じ医療機関を受診。県外の民間検査機関によるPCR検査で13日、陽性となった。男性は県外訪問歴があった。県は「経緯を検証し、医師会と改善を検討したい」としている。
県内の感染確認は52人目で、13日時点の入院者数は11人。
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