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カウンセリング軽視ないか 「母と子のまきクリニック」兵頭院長

2020/11/16 19:38
兵頭麻希院長

兵頭麻希院長

 出生前診断が専門の産婦人科「母と子のまきクリニック」の兵頭麻希院長は、今後増えたNIPTの実施施設で、検査前のカウンセリングが軽視されないか危機感を抱く。「妊婦が検査や障害について必要な情報を得られなければ、中絶の流れが加速しかねません」

 同クリニックでは、検査の基礎情報を伝える▽家庭環境や夫婦の思いを聞く▽胎児の様子を細かく超音波で確認する―などした上で妊婦にNIPTを受けるかどうかを決めてもらう。胎児にダウン症の可能性があると分かった場合は、希望者にダウン症の育児経験者を紹介するなど、なるべく多くの情報を提供して決断を支える。

 「小規模の病院やクリニックの医師は多忙。一人の妊婦にどれほどの時間が割けるのか心配です」と兵頭院長。「生まれる力のある命をどう考えるのか。医療者は、妊婦が決断を後悔しないための伴走者であってほしい」と願う。

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