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後援会幹部4人の供述調書 「家内の選挙のために使って」と言われた

2020/11/17 1:52

 昨夏の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第10回公判が16日、東京地裁であった。検察側は、克行被告が現金を渡したとされる後援会の幹部4人の供述調書を朗読。克行被告が「家内の選挙のために使って」などと言い、現金を渡していたことが明らかになった。妻案里被告(47)=参院広島=の陣営に自民党本部から派遣されていた元男性職員らの調書も読み上げた。詳報は以下の通り。

 【後援会支部長の男性】

 私が河井克行代議士から現金5万円を受け取ったのは2019年5月10日午前10時ごろ。小学校に行く用事があり、そろそろ出ようとしていたら、克行代議士は1人で車から降りてきて「玄関に入りましょう」と歩いてきた。外では話せない、大事な話なのかと思って、私は応接に案内し、奥のソファに向かい合って座りました。

 「何ですか」と尋ねると、克行代議士は「今度の選挙よろしくお願いします」とジャケットの胸ポケットから白い封筒を渡された。買収とすぐに分かりました。何らかの支出ではなくて、領収書もありません。今、話している趣旨以外ではありません。選挙違反になると分かり、「ボランティアでやるんじゃけえ、受け取れん」と断ると克行代議士は「いやいや、取っておいてください」と言われた。追いかけてまで返すのは失礼になると思い、応接間のテーブルクロスの下に隠した。
(ここまで 580文字/記事全文 3459文字)

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