公明斉藤副代表、衆院広島3区立候補へ 河井元法相の地元
次の衆院選広島3区で、公明党が党副代表の斉藤鉄夫衆院議員(68)=比例中国=を公認候補として擁立する方針を固めたことが18日、分かった。昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で自民党を離党し、公選法違反罪に問われた無所属現職の河井克行元法相(57)の地盤で、自民党に先んじて公明党が「与党代表」として名乗りを上げる形となる。
複数の関係者によると、公明党は今月19日にも斉藤氏の擁立を正式に決める見通しという。斉藤氏はその後、広島市内で記者会見するとの見方が出ている。
公明党は大規模買収事件を受けて「自民党との広島3区での選挙協力は困難」として、独自の候補者の擁立を検討してきた。公明、自民両党の県組織間で調整がつかなかったため、党本部間での協議に移行。具体的な候補者として、当選9回で党幹事長などを歴任したベテランの斉藤氏が浮上していた。
公明党は中国地方5県にある衆院の全20小選挙区で現職がいない。小選挙区制が導入されて初の衆院選となった1996年以降、公認候補者を擁立した実績もない。全国では八つの小選挙区に現職を抱えている。
自民党広島県連は河井元法相に代わる立候補予定者として党本部に推すため、広島3区の党支部長候補者を公募すると決め、18日から受け付ける。既に党県議、弁護士、元衆院議員の3人が意欲を示した。党県連内には、公募で決めた予定者について「無所属でも支える」との主戦論がある。
広島3区には、立憲民主党新人で元会社役員のライアン真由美氏(57)が立候補を表明している。東京地裁で公判中の河井元法相の態度は今のところ分かっていない。(樋口浩二)
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