「黒い雨」控訴審始まる 国側は一審判決取り消し、原告側は控訴棄却訴え 広島高裁
2020/11/18 15:45
原爆投下後に放射性物質を含む「黒い雨」に国の援護対象区域外で遭い、健康被害を訴える広島県内の男女84人(うち12人は死亡)が被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が18日、広島高裁であった。被告の広島市と県、国側は「原告が被爆者である科学的知見は存在しない」と強調。原告全員に手帳を交付するよう命じた一審広島地裁判決の取り消しを求めた。原告側は、被告の控訴を棄却するよう訴えた。
被告側は控訴理由書を高裁に提出。戦後の複数の調査から「黒い雨は火災のすすを含んだもので、原告が浴びるなどした場所に放射性降下物が降った科学的知見はない」などと主張している。
7月の地裁判決は、放射性微粒子を含む黒い雨が国の援護対象区域より広範囲に降ったと認定。黒い雨を浴びたことと原告の疾病の関連が想定されるとし、原告全員を被爆者と認めると判断した。被告側が8月に控訴した。
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