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岩国市の病院でクラスター 市長「封じ込め徹底」指示

2020/11/18 21:15
幹部職員を前に感染拡大を防ぐ対策の徹底を指示する福田市長(左から2人目)

幹部職員を前に感染拡大を防ぐ対策の徹底を指示する福田市長(左から2人目)

 岩国市医療センター医師会病院(室の木町)で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が確認された18日、岩国市は緊急の対策本部会議を開き、情報収集に追われた。福田良彦市長は市内2件目のクラスターの発生を受け、市民や職員に緊張感を持って感染防止対策を取るよう呼び掛けた。

 市役所会議室であった対策本部会議。市幹部を前に福田市長は「市民の不安は大きくなっていると思う。全庁的に連携し、感染者の封じ込めに全力を挙げてほしい」と指示した。同病院では17、18日で医療従事者計10人の感染が判明した。

 同病院は通院や新たな入院患者の受け入れを中止したほか、18日からは夜間や休日の対応を含め救急センターの業務も休止した。市は、国立病院機構岩国医療センター(愛宕町)などに救急患者の受け入れ拡大を要請。感染が広がる恐れがあるとして、市の温浴施設スパ・サンライズ(日の出町)のサウナを当面、使用禁止とした。

 13日に接客を伴う飲食店で判明したクラスターで計32人の感染が判明するなど市内の感染者は増え続けている。福田市長は「追跡調査はしっかりできている」とも述べ、現時点で公共施設の利用制限や飲食店への自粛要請などをする考えはないとした。

 山口県内では今月に入ってクラスターが3件発生している。県庁で記者会見した村岡嗣政知事は「新規感染者がこの1週間で約3倍に増えている。3密の回避やマスクの着用の徹底、大人数や長時間での会食はリスクが高くなることから注意してほしい」と県民に呼び掛けた。(永山啓一) 

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