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「飲食クラスター」岡山再発 コロナ再拡大、県内で加速

2020/11/19
飲食する際の注意点を話す岡山市の担当者(18日)

飲食する際の注意点を話す岡山市の担当者(18日)

 「第3波」とみられる新型コロナウイルスの再拡大のペースが岡山県内各地で加速している。今秋、県北の医療機関や高齢者施設で目立ったクラスター(感染者集団)は、岡山市でも「飲食クラスター」として再発。同市内の接客を伴う飲食店で18日にクラスターを認め、同日現在で19人の最多感染者を出した。忘年会や新年会など年末年始の会食が増えることを見据え、市は「飲食の際の感染防止策を徹底してほしい」と呼び掛ける。

 【グラフ】岡山県の新型コロナウイルス新規感染確認者数と過去1週間平均の推移

 クラスターは、市中心部の「夜の街」関連のキャバクラ店で発生した。感染者は18日現在で従業員たち7人。重症者はいないという。店はホームページ(HP)で「店内では日々検温や手指の消毒、マスク着用、飛沫(ひまつ)防止の仕切り板設置、サーキュレーターによる換気など感染対策をしていた」と説明している。

 市の担当者は18日の記者会見で「感染防止はされていた。通常の生活でも会食や会合などの飲食で感染する可能性がある」と指摘。その上で「社会経済活動を止めることはできない。大声を出さず、マスクを着けるなど防止策を徹底してほしい」と注意を促した。

 18日現在、県内の感染者の死者は11人と中国地方5県で最多。感染者は400人台半ばに迫る。クラスターは計12例で、うち岡山市内が5例。同市では7、8月に接待を伴う飲食店などで発生して以来となる。

 県も「飲食クラスター」を警戒する。担当者は「回し飲みや箸の共有を避けたり、席の間隔を空けたりしてほしい。店側もアクリル板の設置を再確認して」と呼び掛けている。(中島大) 

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