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県民の森、21年4月再開 広島県が方針 赤字穴埋め策検討

2020/11/20 9:56
閉鎖された広島県立県民の森の公園センター(9月)

閉鎖された広島県立県民の森の公園センター(9月)

 指定管理者の自己破産で施設利用を休止している庄原市西城町のスキー場・観光宿泊施設「広島県立県民の森」について、設置者の県は19日、来年4月に再開する方針を明らかにした。今後、業務の見直しや雪不足時の赤字の穴埋め策を検討し、新たな指定管理者を募る。

 県は、指定管理者で市が出資する第三セクター「比婆の森」(同市)の自己破産を受け、施設の維持管理を市や地元業者に委託するとともに、専門家の意見を聞いて経営状況の分析と改善策を検討してきた。

 その結果、2016〜19年度の平均年間収支は宿泊施設が黒字、日帰り入浴施設が赤字だった。スキー場は例年1千万円程度の黒字だが、19年度は雪不足で利用が減り、3300万円の赤字になっていた。

 このため、新たな指定管理者を募る際は、日帰り入浴施設やレストランの経費を減らすよう促し、施設全体の利用促進策を提案するよう求める。雪不足でスキー場が赤字になった場合の支援策も詰める。募集スケジュールは未定という。

 この日の県議会生活福祉保健委員会で説明した。県自然環境課は「長く県民に親しまれてきた野外活動施設で、地域の観光資源。経営改善案を練り、再開を目指したい」としている。

 委員会では県議から「県内の他の民間スキー場が雪不足で赤字になったらどうするのか」との質問が出た。県の担当者は「民間施設まで検討できていない」と答えた。(赤江裕紀)


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