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広島知事「厳しいコロナ防止策、必要」 全国知事会
2020/11/23 22:51
広島県の湯崎英彦知事は全国知事会が23日に開いた新型コロナウイルス対策本部の会合で、経済への影響を減らすためとして「感染拡大地域で移動制限、営業自粛を含めた徹底した対策をし、押さえ込むのを、どこかの段階ですべきだ」と訴えた。
インターネットを通じて県庁から参加した湯崎知事は、感染防止策について「経済へのダメージは、浅く長いよりも、深く短い方が結果的に小さい」と指摘。一定期間の厳しい取り組みの必要性を説いた。
症状のある人や濃厚接触者に公費で実施する「行政検査」では、感染状況に応じて知事の裁量で対象を広げられるよう提案した。
終了後には、菅義偉首相が21日に表明した観光支援事業「Go To トラベル」の運用見直しに言及。感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約の一時停止について「目的地としてはもちろん、出発地としても旅行を推奨するのはどうか」との認識を示した。
トラベルを巡っては、知事会の会合で、山口県の村岡嗣政知事が「除外地域発の扱いを明確にする必要がある」などと指摘。岡山県の伊原木隆太知事は一連のキャンペーンについて「限られた財源を使っており、いったんひいて、(感染拡大が)収まった時に使う発想で考えてほしい」と求めた。(岡田浩平)
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