地域ニュース

アワサンゴ、死滅は6割 周防大島沖、環境省確認

2020/11/24 23:00
大量死が発生した群生地を調べるダイバー(環境省提供)

大量死が発生した群生地を調べるダイバー(環境省提供)

 山口県周防大島町沖に国内最大規模で群生するニホンアワサンゴが大量死した問題で、環境省が24日、現地調査し約6割が死んでいることを確認した。本年度中に調査結果をまとめる。
 
 【動画】アワサンゴ大量死

 環境省から委託されたダイバー2人が、同町地家室沖の白髪磯周辺に広がる国内最大規模約3千平方メートルの群生地に潜った。死んでいたのは磯の沖側で約7割、陸側で約5割で全体の約6割。一方、生き残ったものは元気に触手を伸ばし、今秋生まれたサンゴも数多く確認された。

 環境省は18日に地家室沖から南約10キロにある小水無瀬島周辺、20日は地家室沖の小規模な群生地も調査。両地点とも死んだのは1〜2割程度で例年並みだったという。

 環境省広島事務所の山崎貴之自然保護官は「平たんで泥がたまりやすそうな海底で多く死んでいた。一方、生き残ったサンゴは元気で回復に向けて期待が持てそう。今後も観察を続けたい」と話していた。

 群生地の海域は2013年2月、瀬戸内海国立公園で初めて海域公園地区に指定された。(余村泰樹)

【関連記事】

10月下旬にアワサンゴ大量死が判明

【スライド写真集】輝くアワサンゴ

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧