「桜」前日の夕食会疑惑、安倍氏の地元下関市民ら困惑 「事実説明を」
2020/11/26 22:57
安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会を巡る疑惑で、安倍氏の地元である下関市の関係者が困惑している。市議をはじめ多くの支援者が参加しており、市民からは「本当のことを解明して」と求める声が上がる。
下関市の安倍事務所。近くでテレビ局の車両が待機し、中でスタッフ数人が静かに働いていた。1人は取材に「担当者が不在で答えられない」と応対。事務所前を散歩する男性(70)は「秘書が費用のことを隠していただけなのか。安倍さん本人が事実をしっかり説明してほしい」と話した。
夕食会の費用の不足分を補填(ほてん)したことは安倍氏の資金管理団体「晋和会」の政治資金収支報告書に記載がなく、政治資金規正法違反の疑いも取り沙汰されている。自民党下関支部長の西本健治郎・山口県議は「自分がどうこう言う立場にはない。地元の国会議員が活動しやすいよう努める。それに尽きる」と言葉少なだった。
約800人が集まった昨年の夕食会に出席した自民党系の下関市議は「会場でほとんど飲み食いはできなかった。妻と2人で1万円を払ったが、むしろ高いと感じた」と振り返る。
一方、別の市議は「下関のホテルの宴会でも1人5千円の会費は安過ぎる。参加者は不思議に思わなかったのか」と指摘する。
「地元の人たちを巻き込んで参加した同僚市議には猛省を促したい」。野党系無所属の田辺よし子市議は語気を強める。昨年12月、国会内であった野党の追及本部に招かれ、夕食会に「会費を払わず参加したと話した人がいる」と報告していた。「ようやく実態が明らかになってきた。国会などで堂々とうそをついてきた前首相はモラルが欠如している」と憤る。(川上裕、渡辺裕明)
柳井市長選は28日投開票され、無所属現職の井原健太郎氏(46)が、無所属新人の下村太郎氏(38)を破り、4選を果たした。 井原氏は、長年の懸案だった市中心部の遊休地への相次ぐ企業誘致など実績を強調。...
28日投開票された柳井市長選は無所属現職の井原健太郎さん(46)が、無所属新人の下村太郎さん(38)を退け、4選を決めた。新人が変革を訴える中、企業誘致などの成果をまちづくりに生かす「市政継続」を訴...
柳井市長選で市民は、企業誘致など現職井原健太郎氏の3期12年の実績を評価し、継続を望んだ。ただ、市民の賛否が割れる旧柳井商高跡地への複合図書館建設にはほぼ触れず、議論が深まったとはいえない。投票結果...
柳井市議補選(2人)は28日投開票され、いずれも無所属で元職の保護司平井保彦氏(63)と、新人の元会社員平岡実千男氏(49)が当選した。市議の辞職と死亡に伴い、市長選と同日程で実施され3人が立候補し...
河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(4月8日告示、25日投開票)で、自民党広島県連は28日、党公認で擁立する新人で元経済産業省官僚の西田英範氏(39)の選挙対策会議を広島市中区...