保護した10代死亡、検証開始 広島県、関係者を聞き取り
2020/11/28 14:18
広島県西部こども家庭センター(広島市南区)が一時保護していた10代の子ども1人が10月末に県内の児童養護施設で亡くなった問題で、県は27日、外部の有識者を交えた検証会議の初会合を県庁で開いた。原因究明へ、センターや施設の職員へ聞き取りを始めた。
大学教員や県職員たち委員6人のうち5人が出席した。全員で黙とうした後、県健康福祉局の木下栄作局長が「専門的な立場の意見を聞いて検証し、今後の支援の在り方や再発防止に生かしたい」とあいさつ。非公開で約3時間協議した。
県こども家庭課によると協議では、センターなど4機関の関係者から、一時保護した経緯や、施設で過ごしていた時の子どもの様子を聞き取ったという。委員長に就いた広島弁護士会の那須寛弁護士は終了後「なぜ起きたのかを検証し、提言したい」と話した。
会合は12月の次回を含む計4回を予定。来年3月末までに、検証結果と再発防止策を報告書にまとめる。
同課によると事案は10月31日に発生。児童相談所であるセンターが一時保護し、養護施設で数カ月間過ごしていた子どもが救急搬送され、病院で死亡が確認された。(赤江裕紀)
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