地域ニュース
上関原発予定地調査 中電、許可後も着手できず 抗議や大橋通行制限響く
中国電力が上関原発(山口県上関町)建設予定地でボーリング調査する許可を県から受けて29日で1カ月となる。3カ月の計画期間のうち現場海域での作業は2カ月を想定するが、反対派の抗議活動や上関大橋の通行制限の影響で、調査前の準備作業にすら着手できていない。同時期に計画した昨冬も12月中旬には断念しており、中電は判断を迫られる時期に差し掛かっている。
「町内の移動がままならず通常業務が滞っており、人員を割けない」。大橋に段差が生じ通行制限が始まった今月14日以降、準備作業のための船を出さない理由について、中電上関原発準備事務所の内冨恭則広報部長は説明する。現場海域に集まって抗議する反対派の漁船に移動を求めるやりとりは、13日を最後に2週間余り行われていない。
▽作冬も作業進めず断念
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