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【尾道百景 坂のまち】<健脚の寺>仁王石段 朝から活気(2002年4月10日掲載)

2020/11/30 17:28
桜吹雪が舞う西国寺の石段。健康を願い多くの参拝客が足を運ぶ

桜吹雪が舞う西国寺の石段。健康を願い多くの参拝客が足を運ぶ

 2体の仁王像と、長さ1・8メートルのわら草履が出迎える山門をくぐると、桜の降り敷く石段が、視界に飛び込む。尾道市のほぼ中央に位置する西国寺。境内の最深部にある三重塔まで、約200段が続く。

 草履には「仁王さんにあやかり、足が丈夫になるように」との願いが込められている。健康維持のため、石段を往復する中高年の夫婦、30年前からほぼ毎日、元気いっぱいにラジオ体操に励むお年寄りのグループ…。境内は、早朝から活気を帯びる。

 昨年秋、市内にある他の6カ寺と宗派を超えて連携し、尾道水道を望む山手地区を歩く「尾道七佛めぐり」を始めた。国宝級の文化財を納める各寺の朱印をすべて集めると、台帳に「満願成就」の記念印が付く。

 麻生章雄住職(53)は「尾道を散策するコツは、先を急がず、景色を楽しみながら足を進めること」と、石段が続く道の歩き方を指南する。

【尾道百景 坂のまち】
<南斜面>一休み、振り返ると絶景(2002年4月9日掲載)
<健脚の寺>仁王石段 朝から活気(2002年4月10日掲載)
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<酢瓶の垣>路地裏に息づく商都(2002年4月18日掲載)
<御袖天満宮>石段、未完の“一枚岩”(2002年7月31日掲載)
<文化住宅>関西のモダン 山手に(2003年7月2日掲載)
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