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全入院患者、当面は検査 コロナ3人感染の済生会山口病院

2020/11/30 21:37
感染予防のため全ての入院患者を対象にウイルス検査を始めたことを明らかにする城甲院長

感染予防のため全ての入院患者を対象にウイルス検査を始めたことを明らかにする城甲院長

 山口市緑町の済生会山口総合病院で入院患者3人の新型コロナウイルス感染が相次ぎ確認されたのを受け、城甲啓治院長は30日に緊急記者会見を開いて陳謝した。感染経路が特定できておらず、当面は全ての入院患者を受け入れ時にウイルス検査し、陽性の場合は原則他院へ転送する措置を始めた。

 【グラフ】山口県の市町別感染確認者数

 「ウイルスが患者に持ち込まれたか、医療者が媒介したかは分かっていない」。城甲院長は深々と頭を下げ、山口県のクラスター(感染者集団)対策班の指導で全ての入院患者や職員、出入り業者計935人を対象に検査を始めたことを報告した。検査済みの560人のうち陽性は既に判明した3人だけ。検査は1日までに完了するという。県は現時点で同病院をクラスター認定していない。

 感染した3人に接点はなく、いずれも入院から10日以上たって発症している。うち2人は緊急入院で、城甲院長は「救急の患者が少々熱を持っているのは普通。今後は入院前に先入観抜きで検査する」とし、即座に判定が出る抗原定量検査を28日に導入したと説明した。陽性者は緊急手術が必要なケースを除き近隣の急性期病院へ回すという。

 山口市では11月、湯田温泉のバーを巡るクラスター1件を含め28人の感染が確認されている。感染者や濃厚接触者には市や外郭団体の職員も含まれ、市中央図書館や宮野地域交流センターが一時休館した。

 渡辺純忠市長はこの日の市議会本会議で「飲食事業者にはあらためて感染予防対策をお願いし、市職員には一層の健康管理を指示した」と述べた。(門脇正樹) 

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