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古民家を活用、サテライト園舎 庄原の保育所、自然体験で感性育む
庄原市西本町のタンネの森保育所が、市内の古民家を活用した「サテライト園舎」をつくった。保育所の0〜2歳児が週2、3日、半日ほど滞在。草木や虫に触れたり庭を散策したりする自然体験を通じ豊かな感性が育つことを期待する。
保育所の西約3・5キロ、同市市町の田園地帯に立つ築50年以上の平屋の古民家。約50アールの裏庭が緩やかな傾斜で広がり、クリやドングリの木が生える。空き家だったが、町内の所有者の協力を得て10月から遊び場として使っている。
霧が濃い11月下旬の朝、園児19人が保育士に付き添われてバスで来園。縁側近くでおやつを食べた後は庭へ。たき火に当たったり、かくれんぼをしたり、小石や枯れ木を拾ったり…。生き生きとした園児の姿に、高橋美栄子所長は「部屋ではけんかが起こるが、ここではない。心身が開放されるのでは」と目を細める。
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