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人の優しさ、踏ん張る力に スタンドの灯をつなぐ【師走の街角 コロナ禍の流川・薬研堀地区】<2>

2020/12/3 22:04

生花を飾り付け、開店の準備をする田村さん(撮影・山崎亮)

 忘年会シーズンなのに心が浮かない。広島市中区流川・薬研堀地区を東西に走る仏壇通り沿いのビル。その一角にあるスタンドのママ、田村奈々さん(56)は開店前、いつものように生花を飾ると、ウイスキーや焼酎のキープボトルを並べた棚に視線を向けた。

 「元気にしとるんですかね」。ボトルに付いたタグの名前をスマートフォンの電話帳で探すが、画面をタップする指が止まる。新型コロナウイルス禍の中、来店するよう誘えない。開店15周年だった11月9日も、恒例のイベントをすることなく静かに過ぎた。

 振り返れば確かに苦しい時期はあったが、「今年はあまりにも特別だった」と田村さん。国の緊急事態宣言、県の外出自粛や飲食店への休業要請を受け、4〜6月は店を休んだ。

 ▽「試行錯誤の連続」
(ここまで 330文字/記事全文 1238文字)

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