広島県、東広島市でクラスター 新型コロナ、新たに11人感染
広島県は4日、県内で11人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。東広島市の5人、府中市の3人、三次市、北広島町の各1人と、三次市に滞在中の県外の1人。このうち東広島市の飲食店と、府中市の人が参加した懇親会で、それぞれクラスター(感染者集団)が発生したとしている。北広島町での感染確認は初めて。
県健康対策課によると、東広島市の5人のうち、40、50代の4人は同市西条岡町にある接待を伴う飲食店「ナイトラウンジ京子」の従業員で、60代の1人はその利用客。県が2日に感染を発表した同市の40代の1人が従業員で、同店関係者の感染は6人となる。
同課は、この40代の1人が発症した11月29日からさかのぼって2週間の14〜28日の利用客を延べ約100人と想定。うち約60人と連絡が取れないとして、店の同意を得て店名を公表した。同期間に利用した客に県の「受診・相談センター」へ連絡するよう呼び掛けている。同店は29日以降、営業を休止しているという。
府中市の3人のうち60、70代の各1人がクラスター関連。ともに11月下旬に飲食店を貸し切って開いた懇親会に参加していた。参加者14人を全員検査し、既に公表された同市や福山市の計4人と合わせて感染者は6人となった。その他の8人は陰性だった。
府中市のもう1人は70代、三次市の1人は40代で、それぞれ発症数日前に関西地方を訪れていた。北広島町の1人は20代で中国地方の他県との往来があった。
三次市に滞在中の県外の40代1人は愛知県で確認された感染者の濃厚接触者。政府の観光支援策「Go To トラベル」を利用して先に同県を訪れていた。
広島県の受診・相談センターTel082(513)2567=24時間対応。→4日の広島県内の感染まとめ「広島県内、4日は最多の48人感染 新型コロナ、東広島市と県東部でクラスター」はこちら
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