広島県内、4日は最多の48人感染 新型コロナ、東広島市と県東部でクラスター【動画】
広島県で4日、新たに48人の新型コロナウイルス感染が確認された。内訳は広島市の28人、呉市、東広島市の各5人、福山市の4人、府中市の3人、三次市と北広島町の各1人、三次市に滞在中の県外在住者1人。県は、東広島市の飲食店と県東部であった懇親会で新たなクラスター(感染者集団)発生を認定。1日の感染者数としては3日の46人を上回り過去最多となった。
広島市の28人は10代未満〜90代で、50代と90代の2人が中等症、その他の26人は軽症または無症状。28人のうち2人は、市が3日にクラスターと公表した高齢者施設の職員で、関連の感染者は19人となった。また中区の小学校2校の児童各1人の感染も確認。市教委は5〜7日に両校を臨時休業する。
県によると、東広島市の5人は40〜60代で、同市西条岡町の飲食店「ナイトラウンジ京子」の従業員4人と利用客1人。県は、同店でクラスターが発生したとして、11月14〜28日の利用客のうち連絡が取れない約60人に県の「受診・相談センター」へ連絡するよう呼び掛けている。
呉市の5人は50代〜70代。うち50代と70代の2人は、市が3日に感染を発表した2人が勤める社会福祉施設の職員と入所者。70代は中等症、他の4人は軽症または無症状という。
福山市の4人のうち3人は、県が3日に発表した府中市の2人の濃厚接触者でいずれも軽症。府中市の3人のうち2人は、11月下旬に飲食店を貸し切って開いた懇親会に参加。関連する感染者は6人となり、県はクラスターと認定した。
三次市の1人は40代、北広島町の1人は20代。三次市に滞在中の県外の1人は愛知県で確認された感染者の濃厚接触者だった。県の受診・相談センターTel082(513)2567=24時間対応。
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