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【記憶を受け継ぐ】独神父のおかげ、命継ぐ 大沢美智子(おおさわ・みちこ)さん(91)=広島市西区

2020/12/6 19:52

自宅があった三篠橋東詰め付近に立つ大沢さん。生き埋めになり、ルーメル神父に助け出された(撮影・山崎亮)

 ▽母・姉と生き埋めに。救出の恩人を記事で知る

 原爆の爆風で倒(たお)れた家屋の下敷(したじ)きになった大沢(旧姓吉川)美智子さん(91)は、あの日の深夜、偶然(ぐうぜん)通りかかったドイツ出身のクラウス・ルーメル神父に助け出されました。母や姉たちを原爆に奪(うば)われながら、奇跡(きせき)的(てき)に救われた命を孫、ひ孫へとつないでいます。

 当時は広島市立第一高等女学校(現舟入高)の4年生。15歳でした。授業はなく、戦争のため級友と西蟹屋町(にしかにやちょう)(現南区)の日本製鋼所に動員されていましたが、1945年8月6日は工場が稼働(かどう)を止める「電休日」でした。

 西白島町(現中区)の三篠橋(みささばし)近くにあった自宅で、姉千鶴子さんとその夫の児玉和雄さん、母アサヨさんと朝食を終え談笑していた時です。電気がショートしたような光を目にし、体が吹き飛ばされました。爆心地から1・4キロ。2階建ての大きな家が崩(くず)れました。
(ここまで 421文字/記事全文 1863文字)

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