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土砂災害地のダム完了 安佐南・安佐北区、99カ所整備

2020/12/6 23:01
報道陣に公開された八木地区の砂防ダム=小型無人機で撮った8枚を合成(撮影・荒木肇)

報道陣に公開された八木地区の砂防ダム=小型無人機で撮った8枚を合成(撮影・荒木肇)

 2014年8月の広島土砂災害で大きな被害が出た広島市安佐南区や安佐北区の計99カ所に砂防・治山ダムなどを整備する対策事業で、中国地方整備局と広島県、市は6日、安佐南区八木の梅林小で事業の完了式を開いた。住民たち約80人が参加し、防災への誓いを新たにした。

 同区緑井で被災し、同居していた祖母を亡くした愛媛大1年の澤本陽奈さん(19)が、被災者を代表してあいさつ。「事業が完了し安心感はあるが、被害を減らすためには事前に自分が住んでいる場所の危険性を確かめ、早めの避難が欠かせない」と呼び掛けた。

 式には、赤羽一嘉国土交通相や湯崎英彦知事たちも出席。同整備局がこの日報道陣に公開した近くの砂防ダムのそばに設置する防災看板のレプリカの披露もあった。災害時の降水量などを記している。

 広島土砂災害では、両区で土石流や崖崩れが多発。災害関連死3人を含む2〜89歳の計77人が亡くなった。国、県、市が進めた99カ所の砂防・治山ダムなどの整備事業は8月に最後の一つが完成。計画策定から6年近くかかった。(藤田龍治)


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  • 事業の完了式で披露された防災看板のレプリカ

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