広島県三原市の鳥インフルで県などが消毒作業 養鶏業界は出入り業者の特定急ぐ【動画】
三原市内の養鶏場の鶏から高病原性とみられる「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが確認された7日、広島県や市は現場での消毒作業などに追われた。養鶏の業界団体も、発生源の農場に出入りした業者の特定など対応を急いだ。
現場近くの市大和支所には、未明から資機材を積んだ県の車両が次々に集まった。午前6時台には白い防護服に着替えた県職員が現場の農場に向かい、周辺に石灰をまいていた。
市内や尾道市、世羅町の山陽自動車道インターチェンジを含む主要道路付近には、県が計7カ所の消毒ポイントを設置した。その一つの世羅町寺町のせら文化センターには午前7時ごろから、町内の養鶏農家や出入り業者などの車両が続々と訪れた。家畜専用の消毒液の噴霧を受け、関係者の靴の消毒もしていた。
県養鶏協会会長で、世羅ファーム(世羅町)の松本義治社長(70)は「発生源の農場に出入りした、餌や卵などに関わる業者をできる限り詳しく調べている」と険しい表情で話した。
三原市は午前7時、防疫対策本部を設置した。約20人で連絡会議を開き、国や県と連携して対応することを確認した。岡田吉弘市長は「国内で鶏肉や卵を食べた人の感染例は報告されていない。うわさに惑わされず、風評被害を招かないよう市民に呼び掛けたい」と述べた。
市は、鳥インフルエンザの発生を伝え、野鳥に近づかないよう啓発する内容のメールを市民向けに送信。市立小中学校と認定こども園を通じて保護者にも周知した。
発生現場から3キロ以内にある養鶏場には、鶏や卵を移動させないよう指示が出た。該当する市内の養鶏会社の60代男性役員は「40年やってきて初めての事態。不安がないと言えば嘘になるが、とにかく行政と連携して消毒を徹底する。感染が拡大しないよう対処したい」と強調した。
市内の鶏肉卸業「鳥徳」の小林史典専務(39)は「12月はクリスマス用のもも肉などの予約が多く、長引けば風評被害で影響が大きい。広がらず早く終息してほしい」と心配そうに話した。
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