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警察の「だまされたふり作戦」悪用、詐欺被害300万円

2020/12/9 8:20

安佐南署

 特殊詐欺の容疑者逮捕に向けた警察の捜査手法の一つである「だまされたふり作戦」が悪用され、広島市安佐南区の80代女性が300万円を詐取されたことが8日、広島県警への取材で分かった。

 安佐南署によると、11月25日午後3〜4時、1人暮らしの女性方に県警の警察官を名乗る男から「特殊詐欺が多発している。変な電話があれば連絡を」と電話があり、翌26日には孫を名乗る男から「金が必要で困っている。2千万円送って」と電話があった。女性は孫の声と違うのを不審に思い、前日に伝えられた番号に電話すると「だまされたふりをして捕まえるので協力してほしい。支払った金は全額返金する」と言われたという。

 すると翌27日、再び孫を名乗る男から「300万円でいいので送って」と電話があり、女性は「だまされたふり作戦」と信じて指定された県外の住所にコンビニから宅配便で現金300万円を送った。翌日、警察官を名乗る男から「現金が届き、犯人を逮捕した」と連絡があったという。

 女性が家族に一連の経緯を話し、詐欺を疑って同署に相談し、詐欺が発覚した。同署は「だまされたふり作戦で実際に現金を引き出させることはない」と注意を呼び掛けている。

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