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山口県光市母子殺害、死刑囚の再審認めず 最高裁、特別抗告棄却

2020/12/9 23:08

最高裁判所

 1999年の山口県光市母子殺害事件で殺人や女性暴行致死などの罪に問われ、死刑が確定した大月(旧姓福田)孝行死刑囚(39)の再審請求について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。再審開始を認めない判断が確定した。7日付で、5人の裁判官全員一致の結論。

 大月死刑囚は事件当時18歳1カ月。一審山口地裁、二審広島高裁は無期懲役としたが、最高裁が2006年に「年齢は死刑回避の決定的事情とまでは言えない」と破棄した。差し戻し審で広島高裁は08年、死刑を言い渡し、12年に最高裁が上告を棄却し、確定した。

 弁護側は確定判決が認定した殺害行為と、現場の状況が一致しないなどとして「殺意はなく、傷害致死罪にとどまる」と12年に再審請求した。広島高裁は15年10月、弁護側の意見書や鑑定書について「より軽い罪を認めるべき明らかな証拠とは言えない」と判断して請求を棄却し、19年11月に異議も退けた。

 決定で最高裁は弁護側の主張について「単なる法令違反、事実誤認の主張で、抗告理由に当たらない」と指摘し、詳しい理由は示さなかった。

 確定判決によると、99年4月、光市の本村洋さん(44)宅に乱暴目的で押し入り、妻弥生さん=当時(23)=と長女夕夏ちゃん=同(11カ月)=を殺害した。


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