広島県が4市2町の21人感染発表 県警交通機動隊東広島分駐隊でクラスター 11日の新型コロナ
2020/12/11 23:33
広島県は11日、6市町の10歳未満から70代の計21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症か無症状という。新たに、県警交通機動隊東広島分駐隊(東広島市)でクラスター(感染者集団)を認定した。
県によると、感染者の居住地は、多い順に東広島市7人▽廿日市市5人▽海田町4人▽府中町3人▽竹原市、三次市各1人。
三次市の1人は20代で、県警交通機動隊東広島分駐隊に勤務する。この日までに計5人の感染者が確認されクラスターとした。
東広島市の7人のうち1人は、県が4日にクラスター発生を公表した同市の接待を伴う飲食店「ナイトラウンジ京子」の客。県は同店での感染が疑われる期間に約60人が来店したとみており、うち58人のPCR検査を終了。6人が陽性だったという。
また、東広島市の30代1人は県警の警察官で、東広島分駐隊とは別の所属という。
年代別では10歳未満が1人▽10代が1人▽20代が3人▽30代が6人▽40代が2人▽50代が4人▽60代が2人▽70代が2人―となっている。
21人のうち、発症2週間前の県外への往来を確認したのは、東広島市の40代1人と府中町の70代1人。それぞれ、中国地方、九州地方と行き来していた。症状は14人が軽症、7人が無症状。軽症者は1〜9日に発症し、いずれも10日にPCR検査で陽性が分かった。県内の医療機関か療養者向けのホテルに入る予定という。
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