呉市、広島県の「県内1水道」構想に不参加 24時間対応維持など不安視
2020/12/12 16:27
呉市上下水道局は、広島県と県内市町の水道事業を一つにする県の「県内1水道」構想について、統合に参加しない方針を決めた。窓口の24時間サービスや水道管の事故時の即応体制を整えている中、「統合により、現在の体制を維持できるか見極めができない」としている。11日にあった市議会文教企業委員会で説明した。
市の水道事業は黒字を維持し、2019年度の純利益は1億1700万円だった。20、21年度も黒字を見込む。県が示した選択肢で「統合以外の連携」を選び、単独経営を続ける判断をした。同局は、災害時の対応についても「統合した場合、マンパワーの確保などが現段階で見通せない」と、懸念があったとした。
県は各市町に「統合による連携」か「統合以外の連携」の判断を来年3月までにするよう求めている。広島市が「統合以外の連携」、世羅町が「統合」への参加を表明するなど対応は分かれている。(東谷和平)
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