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太田川に産卵アユの大群 過去10年で最多の30万匹、広島市が調査

2020/12/12 22:59
産卵場周辺に集まったアユの大群。婚姻色のオレンジ色が目立つ(11月10日)

産卵場周辺に集まったアユの大群。婚姻色のオレンジ色が目立つ(11月10日)

 広島市の太田川下流域で今秋のアユの産卵期に、ここ10年では最多となる約30万匹(推定値)の親魚の大群が集まったことが、市の調査で分かった。太田川漁協(安佐北区)などと環境整備を進める市は「来春の遡上(そじょう)が期待できる。太田川を象徴するアユが復活しつつある」と話す。

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 産卵期は高瀬堰(ぜき)=安佐南、安佐北区=下流約7キロが禁漁になる。このうち約3キロの区間で10月下旬、市水産課や同漁協の職員たち4人が潜水して調べた。1平方メートル当たりの数を川面の面積に照らして換算し、約30万匹と推定した。

 市によると、高瀬堰下流(範囲は異なる)での2011、18、19年の調査では約3千〜約7万匹だった。今季のアユは、漁協や市が造った産卵場付近などに9月下旬〜11月上旬に集まって産卵。数日でふ化して川を下り、海で育った若魚が来春、川へ戻るという。

 同漁協のアユ漁獲量は1991年度の320万匹をピークに2015年度は6万7千匹に激減。19年度は21万2千匹と回復傾向にある。(安部慶彦、写真も)

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