地域ニュース

繁華街、戸惑う人波 広島県のコロナ集中対策開始

2020/12/12 22:59
多くの人が行き交う広島市中区の本通り商店街=12日午後0時25分(撮影・田中慎二)

多くの人が行き交う広島市中区の本通り商店街=12日午後0時25分(撮影・田中慎二)

 広島市での新型コロナウイルス感染者の急増を受け、広島県の集中対策期間が始まった12日、市中心部では年の瀬の繁華街を多くの家族連れや若者たちが行き交った。外出機会を減らすなどの求めを知らない人も。一方、この日から臨時休館となった広島城(中区)などの人影はまばらだった。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 店舗を電飾が彩り、クリスマスムードが漂う中区の本通り商店街。友人と訪れた市内の女子大学生(20)は「対策期間が始まっているとは知らなかった。しっかり感染対策をすれば大丈夫だと思って遊びに出た」と話した。中区の男性(49)は戸惑い気味。「第3波が押し寄せているのに行政の注意喚起が遅かったのでは」

 NTTドコモの人口変動データによると、中区紙屋町の人出は感染拡大前(1月18日〜2月14日)の休日平均と比べて11・5%減で、前週の5日(9・0%減)より減った。JR広島駅(南区)は6・7%減で、5日(2・2%減)を4・5ポイント下回った。

 集中対策期間は来年1月3日まで。市は、不特定多数が訪れる45施設を順次休館していく。いち早く休館した広島城の一帯はひっそりとした様子。観光で訪れた茨城県の会社員井郷裕輝さん(23)は「ここに来て休館を知った。外から見るだけなんてショック」と肩を落とした。市植物公園(佐伯区)も臨時休館の看板を設置。駐車場入り口で引き返す人もいたという。市安佐動物公園(安佐北区)ではカップルなど10組以上が休館を知らずに訪れ、職員も電話対応に追われた。(小川満久、福田彩乃、佐伯春花) 

【関連記事】

広島・千田町夜間急病センター13日から臨時休診 コロナ対策の一環

12日の広島市、クラスターも2件発表

「GoToイート」食事券の販売停止 広島県

広島市立小の児童1人感染 中区、臨時休業へ


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧