広島市のクラスター12月11件 広島シーサイド病院介護医療院で11人感染 新型コロナ
2020/12/13 15:54
広島市南区の広島シーサイド病院介護医療院で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、入所者7人と職員4人の計11人の感染が確認されたことが13日、分かった。同病院によると、介護医療院は病院と同じ建物内に併設しており、11日から新たな入院や入所の受け付け、病院の一般外来の診療を休止するなどしている。
市などによると、感染した入所者は90、80代各3人と70代1人。職員は50代2人、40、20代各1人。いずれも軽症または無症状という。8日に感染が確認された職員が勤務するフロアで接触した計80人にPCR検査を実施し、13日までに新たに10人の感染が分かった。市は他の階にもこの職員と接触した人がいないか調べている。
同病院は別の建物で実施しているデイサービスを中止し、ショートステイの新たな受け入れも見合わせている。「神経をとがらせて感染防止対策をしてきたのに遺憾だ。保健所の指示に従い、感染拡大を防ぐために力を尽くしたい」としている。
市内でのクラスターの発生は3月以降18件目。今回の発生を含む11件が12月に入ってからという。
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