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【この人】箱根駅伝で総合2連覇した青学大監督 原晋(はら・すすむ)さん=48=(2016年1月4日掲載)

2020/12/14 17:23
原晋さん

原晋さん

▽陸上の未来に熱い思い

 歴史に残る圧勝劇から1年。完璧なレースで「強い青学」を再び印象づけた。選手の手で宙に舞うこと3度。「学生が真摯(しんし)に取り組んだ結果。チーム青山の勝利」と熱く、誇らしげに語った。
 三原市出身。広島・世羅高時代に全国高校駅伝で2位になり、中京大へ。卒業後は中国電力で競技を続けたが5年で現役を退いた。それから営業職に心血を注いだ経験を生かし、2004年から率いる青学大を強豪に育てた。
 異色の経歴もあって一躍注目を浴びた前回の箱根駅伝制覇後は、積極的にメディアに露出し、指導法もオープンにしてきた。「陸上界がもっと華やかになることを願っている」と競技の未来へ熱いまなざしを向ける。
 目立つことを快く思わない周囲の批判も聞こえるが、意に介さない。「ジュニア世代に陸上は楽しく夢があると発信しないと。それは優勝チームの監督の役割」と笑い飛ばす。明るく、懐の深い人柄がチームの伸び伸びとした雰囲気の源だ。
 選手からの信頼は厚く、何度も議論を交わしながら、チームづくりを進めてきた。主将の神野大地選手は「ついていったら、今までの常識を覆して陸上界を変えていける」と思うようになり、将来は自身も指導者になる道も考えているという。
 行き詰まるときはある。相談相手は連れ添って21年目の美穂さん。ともに選手寮に住み込み、弱小時代も乗り越えてきた。「支えになるのは身近な妻。彼女の支えなくして今日の青学はない」と感謝の気持ちを隠さない。

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