広島市で最多91人感染 県内109人確認、新型コロナ【動画】
広島県で14日、新たに109人の新型コロナウイルス感染が確認された。広島市では1日として過去最多の91人が感染し、クラスター(感染者集団)の発生を確認。また入院中の80代1人が亡くなった。東広島市でもクラスターを確認した。13日には県内で76人が感染し、広島市南区の広島シーサイド病院介護医療院でのクラスターが判明している。
広島市の91人は、10歳未満〜90代。うち30代以下が50人と感染者の半数以上を占めている。クラスターは、接待を伴う飲食店で発生し、40、50代の従業員4人と50、60代の来店客2人の計6人が感染。また、南区の市総合福祉センターで5、6日にあったイベント「ヒューマンフェスタ2020ひろしま」でもクラスターが発生した可能性があるとみて調べている。
介護医療院のクラスターでは、70〜90代の入所者7人と20〜50代の職員4人の計11人の感染が13日までに判明。同院によると、14日は新たな感染者は確認されていない。
このほか、西区と中区、安佐南区の市立小でいずれも10代の児童1人が感染。中区の市立保育園の10歳未満の園児1人も感染した。
福山市は5人で、うち2人は11日に院内クラスター(感染者集団)が判明した寺岡記念病院の50代職員と40代の出入り業者。残る3人は50代女性たち。
県によると、東広島市では7人が感染。うち90代の2人が入所する高齢者施設でのクラスターを確認した。このほか廿日市市で3人、呉市、府中、熊野町で各1人が感染した。
また、近畿中国森林管理局(大阪市)は、広島森林管理署(広島市中区)の40代男性職員の感染を発表した。
13日の感染者は、広島市54人▽福山市、府中町各4人▽呉、廿日市市、海田町各3人▽三次市2人▽東広島市、坂、北広島町各1人だった。
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