新規感染者数は全国4番目に多く 酒提供、他都市より厳格 広島県、感染者の急増抑止
2020/12/15 23:29
広島県が広島市中心部の酒を出す飲食店へ要請した17日からの営業時間の短縮は、同様に取り組む他地域と比べて厳しい内容だ。市内で新型コロナウイルス感染者の急増を食い止め、社会、経済活動への影響を抑えるため、一時的に強い措置を取る判断をした。要請に応じた店への協力金は春の緊急事態宣言の時と比べて増やし、対応別に一律の金額としている。
県の要請は、酒の提供を午前5時から午後7時まで、営業を午後8時までとする内容。営業時間を午後9時までとする大阪府や、午後10時までの東京都と比べて、1〜2時間早い。
県によると、県の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は14日時点で21・20人。広島市での感染拡大に伴い5日で1・7倍に急伸し、全都道府県で4番目に多くなっている。上を行く大阪府は14日時点で26・96人、東京都は25・19人と高水準が続いている。
▽知事「他地域では午後9時や午後10時で改善していない」
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