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【詳報・案里被告第28回公判】検察側論告<5>被告の弁解は不自然・不合理な点が多く明らかに虚偽

2020/12/16 1:22

 第7 被告人の弁解が虚偽であること

 被告人の弁解の概要

 「参院選で県連は溝手議員一本で、私の支援をしなかった」「私は、県連と付き合いのある団体の推薦を受けられなかったが、極めて限定的な影響にとどまると思っていた。その理由は団体が推薦を出したことが認知されるのは団体の役員までで、会員にはほとんど浸透しないからである」「私は、県連の主流派である大多数の県議市議の支援を受けられなかったが、限定的な影響しかないと思っていた。その理由は、県議市議は統一地方選挙が終わったばかりで県議市議も後援会も疲れていて大きな活動はしないだろうこと、地方議員と参議院議員との間には利害関係がないこと、地方議員がしてくれるのは集会の動員や選挙カーの先導といった選挙の見栄えをよくすることで得票につながらないことからである」

 「私は参院選の戦略として徹底した草の根で戦おうと思っていた」「岡崎氏、平本氏、下原氏及び奥原氏への現金供与については、私が県議会に復帰をしてから同じ会派に迎え入れてくれた先生方やその会派に入ってきた先生方への感謝の気持ちや今後の県政運営を頑張ってもらいたいという気持ちを込めた当選祝いまたは陣中見舞いである」

 「私は個人献金として出しており、領収証を求めなかった」「岡崎氏には、私が当選1回のときから同一会派で2期上の先輩として大変に指導してもらった」「私は平成31年3月30日、統一地方選の候補者の事務所を回っていた中、岡崎氏の選挙事務所で、無投票当選を決めた岡崎氏に『当選祝いです』と言って現金30万円を手渡した。岡崎氏は『おう案里ちゃん、ありがとう』と言って受け取った」「私は、同年2月、岡崎氏に参院選への立候補予定を伝えており、その頃の議会の最中、岡崎氏から『参議院選挙は案里ちゃんと溝手議員と2人、半々に分けてやるよ』と言われていた」「岡崎氏は参院選で積極的に私の支援をしてくれたが、現金供与とは関係ない」「令和元年5月、岡崎氏に現金をあげようとしたことは覚えていない。仮にあげていれば会費以外の理由がないため、会費だと思う」
(ここまで 864文字/記事全文 6197文字)

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