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阿藻珍味が閉店した福山の「稲田屋」の屋号・レシピ継承

2020/12/16 9:54
稲田屋の看板メニューだった「関東煮」

稲田屋の看板メニューだった「関東煮」

 食品製造販売の阿藻珍味(福山市鞆町)は15日、大正期から100年以上続き9月に閉店した同市船町の大衆食堂「稲田屋」の屋号とレシピを継承すると発表した。まずは看板メニューの「関東煮」の店頭販売を目指す。

 受け継ぐのは、下処理したホルモンをしょうゆと砂糖で甘辛く煮込んだ「関東煮」と、定食や丼、うどんの具に使われた「肉皿」の計2品。同社の開発担当者が、稲田屋の稲田正憲社長(67)から仕込みや味付けを教わった。年内は製造環境の整備や調理の練習をする。稲田社長が年明け以降に味を最終確認する。

 まずはJR福山駅の商業施設内にある阿藻珍味の直営店「さんすて福山店」で関東煮の持ち帰り販売を始め、反響に応じて対象店舗の拡大や肉皿の販売を行う。直営店の定食メニューへの追加も見据える。

 味を伝授した稲田社長は「担当者は熱心にメモを取り学んでくれた。しっかりと味を受け継いでくれると思う」と話した。(菅田直人)

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