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キャスパ跡地、ホテル撤回 福山駅前再開発、事務所に変更

2020/12/16 23:04
解体作業をほぼ終えたキャスパ跡地(手前)。中央はJR福山駅(9月1日)

解体作業をほぼ終えたキャスパ跡地(手前)。中央はJR福山駅(9月1日)

 福山市のJR福山駅前の旧商業ビル「キャスパ」跡地の再開発事業で新築するビル3棟のうち1棟の主な用途をホテルから事務所に変更することが16日、分かった。2023年度の完成を目指す方針に変更はないもよう。新型コロナウイルスの影響など環境の変化を踏まえて用途を絞りつつ、備後圏域の玄関口の再生を進める。

 再開発は、いずれもキャスパ跡地を所有するトモテツグループ(福山市)、あなぶきグループ(高松市)、キョーエイグループ(福山市)の3社が手掛ける。昨年4月時点では、旧キャスパと隣の旧福山と〜ぶホテルの跡地約3300平方メートルに北棟、中棟、南棟のビル3棟を建てる構想だった。

 関係者によると、3棟のうち南棟(地上13階、地下1階)の規模を縮小。3階以上をホテルとしていた構想を変更し、階数を大幅に減らして事務所にする。

 構想では、北棟はマンション、中棟はオフィスなどが入る。ビル3棟の1、2階は一体的な商業施設になる。ビル内に公共空間も設け、歩いて楽しめる環境を整える。再開発の総事業費は概算約110億円の見込み。一部に国や広島県、福山市の補助金を充てる。

 駅周辺では近年、ホテルの建設が相次ぐ。一方でコロナ禍により駅の利用者や出張客、観光客が減り、ホテル運営への逆風は強まっている。福山駅前の再生を巡っては、JR西日本が8月、コロナ禍による業績悪化を理由に、駅北口に建設する複合施設のうちホテル部分の撤回を市に申し入れた。JR西は来年3月を期限としてホテルの代案について市と再協議する方針でいる。(榎本直樹) 


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