市長が傷害容疑で逮捕の島根県雲南市 副市長が謝罪【動画】
2020/12/17 12:30
雲南市長の原仁史容疑者(65)が入院先の出雲市内の病院で看護師に暴行してけがを負わせ、傷害の疑いで逮捕されたことを受け、雲南市は17日午前、市役所で記者会見を開いた。吉山治副市長は「ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と被害者と市民に対して謝罪した。18日から吉山副市長が職務代理者を務める。
会見では、新型コロナウイルス禍での病院内の医療従事者に対する傷害事件に対して、吉山副市長は「大変な状況の中、迷惑を掛けたことを重く受け止めなければならない」と重ねて謝罪した。今後の市政運営は「市民の皆さまの安心安全をしっかり守っていくために、職員一丸となり市議会とも連携して行政の責務を果たしていきたい」と述べた。原市長の進退については、まだ直接話すことができていないとして「市長の意思がどうか聞いて、今後の対応を判断することになる」と述べるにとどめた。
原容疑者は9日、執務中に体調不良を訴えた。診察した雲南市立病院によると、「激しい頭痛があり、睡眠が取れず、食欲がない」と説明していた。高血圧の症状が回復しなかったため、出雲市の医療機関に入院することになったという。入院後は、妻から睡眠や食欲低下が改善されたと聞いていたという。
事件については、市は「一切情報がなく、コメントできない」としている。
原容疑者は16日午前6時50分ごろ、出雲市内の病院の廊下で、県東部在住の看護師女性(28)につかみかかるなどの暴行をし、首や耳にけがをさせた傷害の疑いで16日夜、出雲署に逮捕された。(高橋良輔)
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