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コロナ拡大「大規模災害に匹敵」 広島県・市医師会、医療の窮状訴え
2020/12/18 19:59
新型コロナウイルスの感染者の急増を受け、広島県医師会と広島市医師会は18日、中区の県庁での会見で医療現場の窮状を訴えた。まん延防止のため、特に感染が広がる広島市の市民たちに「不要不急の外出を控えて」と呼び掛けた。
市医師会の佐々木博会長は、広島市の状況について「大規模災害に匹敵する緊急事態。病院が次々に診療を縮小し、手術を中止せざるを得ない状況にあり、医療は崩壊し始めている」と説明。「春に緊急事態宣言が出された時より厳しい行動制限が必要」と求めた。
県医師会の松村誠会長は、県内の感染患者向けの入院ベッドの使用率が6割を超え、療養先が決まらない人が多くいることに触れ「あなたの行動であなたを守ってほしい」と強調。「風邪かなと思ったら、早めにかかりつけ医などに相談してほしい」と早期診断の大切さを訴えた。(衣川圭)
【広島県内18日の新型コロナ関連記事】
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