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【駅伝】悔しさを団結力に大逆転 世羅女子全国高校V

2020/12/20 23:05
女子で、世羅の3区細迫(右)からたすきを受け走りだす4区加藤美(中)=撮影・大川万優

女子で、世羅の3区細迫(右)からたすきを受け走りだす4区加藤美(中)=撮影・大川万優

 「笑顔で終わる」。女子の世羅が寮の食堂に掲げた今月の目標は、5年ぶり2度目の全国高校駅伝優勝という最高の形で実現した。優勝候補を押しのけた終盤の逆転劇に、中川監督は「100点以上、120点の走り」と手放しで褒めたたえた。

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 良い流れを最後につなげた。1区の3年山際主将が「勢いを付けたかった」と4位発進。2、3区で踏ん張り、初の都大路となった4区の3年加藤美は「(大舞台で)走れなかった悔しさをぶつけた」と区間5位の力走で一つ順位を上げた。8位で受けた3年ムッソーニは次々と強敵をかわし笑顔でテープを切った。

 新型コロナウイルス禍をチャンスに変えた。閉鎖から再開した寮生活では毎月の目標を明確にして共有。トラックレースの県予選を経てたすきをつなぐ喜びを知った。前日は応援自粛で地元に残った選手から動画のメッセージが届き、仲間の思いを背負って挑んだ。2区の3年加藤小は「この勝利は地域やチームのおかげ」と感謝を口にした。

 1、2年生だけで編成した昨年は12位。2年の3区細迫は「負けた悔しさを知っていたから団結できた。来年はエースとなって引っ張りたい」。今度は勝つ喜びが「女子の世羅」をもう一段階、強くする。(西村萌) 

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