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克行被告の元秘書に懲役1年6月求刑 公選法違反事件公判

2020/12/21 16:29

河井克行被告(左)と高谷真介被告

 衆院議員の河井克行被告(57)=公選法違反罪で公判中=の妻案里被告(47)=同=が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区で、法定上限を超える報酬を車上運動員14人に支払ったとして同法違反(買収)の罪に問われた克行被告の元政策秘書高谷真介被告(44)=東京都葛飾区=の第8回公判が21日、広島地裁であり、検察側は懲役1年6月を求刑した。弁護側は無罪を訴え、結審した。判決は来年2月16日に言い渡される。

 検察側はこれまでの公判で、高谷被告が選対本部の職員に指示を与える事務長補佐の立場だったと指摘。案里被告の秘書で同罪で執行猶予付きの有罪判決が確定した立道浩公設第2秘書(55)や車上運動員のグループの仲介役に、法定上限の2倍の「1日3万円」と伝えるなど報酬決定に関与したと主張した。

 一方、高谷被告は「法定上限を超える報酬を支払うことに共謀していない。車上運動員の担当ではなく、報酬の決定や支払いには関与していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張。来援する国会議員への対応や広報物の発注などを担ったとし「(報酬に関し)克行被告に相談したことも克行被告から指示を受けたこともない」などと述べた。

 起訴状によると、高谷被告は政策秘書だった昨年7月19〜23日、立道公設第2秘書らと共謀し、車上運動員14人に公選法の上限を超える報酬計204万円を渡した疑い。

 高谷被告は2015年9月ごろから秘書団筆頭格の政策秘書となり、東京・永田町の議員会館にある事務所で勤務。今回の参院選では昨年4月中旬から広島市に常駐し、マスコミ対策や来援する国会議員の日程調整などを担った。今年3月24日に起訴された翌日、秘書を辞職した。


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