地域ニュース

【今週の特集】中国新聞デジタル2020年の注目の記事

2020/12/22 9:30

 2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大で社会が大きく揺れ動いた1年でした。広島の現職国会議員が逮捕されるなど衝撃的な事件がある一方、心温まる物語もありました。今週の特集は、2020年に掲載されたさまざまな記事の中から、中国新聞デジタル担当デスクが選んだ注目の記事をピックアップしました。(※見出し横の年月日は掲載日)

 河井前法相夫妻を逮捕 参院選巡り買収の疑い(2020/6/19)


河井夫妻
 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件。元法相と参院議員の現職国会議員2人が逮捕される前代未聞の事態となり、広島の政界は大きく揺れました。→記事はこちら

 河井夫妻だけでなく、2人から現金を受領した広島県内の首長や議員たちにも厳しい批判の声が上がっています。「受領13県議の追及なし 広島県議会が決議案見送り」は事件だけでなく、地方の議会と政治家の責任についても問う記事です。

 特集「河井夫妻買収事件公判」では、現在進行中の裁判についての詳報を掲載しています。シリーズ「決別 金権政治」「第1部 巨額の買収事件」では、綿密な取材で今回の大規模買収事件の実態に迫りました。「第2部 被買収者」では、河井夫妻から現金を受け取った地方議員たちに焦点を当てました。

 河井夫妻買収事件以外にも政治について考えさせられる記事がありました。「山口考 終幕安倍政権」では、山口から8人目の宰相として最も長く国のかじ取り役を担った安倍前首相と地元の7年8カ月の一幕を3回連載で振り返りました。「「誠実さ」民意と隔たり 河井夫妻事件・閣僚辞任・桜・加計…説明責任果たさず辞任」(2020/9/9)も、安倍長期政権の功罪を検証しました。


 カープのチケット販売、希望者2メートル離れて整列(2020/3/1)


カープ
 円形の赤いカーペットの上に立つ人たち…。新型コロナウイルスで揺れ動いた1年を象徴するような記事と写真です。広島東洋カープは3月1日、感染予防策を講じた上で、今季主催の公式戦入場券の窓口販売分を予定通りマツダスタジアム(広島市南区)で売り出しました。残念ながら開幕は6月までずれ込むことになりましたが…。→記事はこちら

 母と弟発熱、私も… コロナ感染、50代女性の体験(2020/8/12)


コロナ
 新型コロナウイルスに感染した中国地方の50代女性が中国新聞の取材に応じ、感染確認までの経緯や入院生活、退院後に一変した暮らしについて語りました。女性は、不確かな情報に惑わされず、それぞれができることについて考えてほしいと訴えています。→記事はこちら

 新型コロナウイルス関連では、感染症対策として避けるべき行動(密閉、密集、密接)を表した「3密」という言葉が注目されました。「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれました。緊急事態宣言解除に伴い再開した学校も「広島県内の公立学校が再開」(2020/6/1)のように「3密」を避けるための工夫を凝らしました。政府が全世帯に配布したものの、汚れや異物混入が相次ぐなどしてやゆされた布マスク「アベノマスク」もトップテン入りしました。安倍晋三前首相の地元、山口県の支局から届いた「アベノマスクいつ届く 「今さら要らない」の声も」(2020/5/20)が大きな反響を呼びました。「コロナ疎開」という言葉も生まれました。「コロナ疎開に苦言、鳥取県知事」(2020/4/6)もよく読まれたコロナ関連記事の一つです。


 帰れぬ遺骨 県北の集落で 死者の無念思い続け(2020/4/13)


ヒロシマ空白
 広島県北広島町芸北地区の寺に残る韓国人原爆犠牲者の追悼碑。被爆した幼い男児の墓を守り続ける安芸高田市の91歳女性(記事はこちら)。原爆の犠牲となった人たちは、どんな名前を持ち、どんな人生を歩んでいたのでしょうか―。シリーズ「ヒロシマの空白 被爆75年」は、「あの日」を知る生存者の記憶に耳を傾けながら「空白」を埋め、確かに存在した命を記録します。

 米国が広島に原爆を投下して75年、10月には核兵器の開発から使用まで一切を全面禁止する核兵器禁止条約の批准数が、発効に必要な50カ国・地域に達しました。2021年1月22日に発効します。しかし、日本政府は「核禁条約 有効性に疑問」(2020/10/25)などとしており、今なお条約に背を向け続けています。連載「核兵器禁止条約発効へ」では、条約をめぐる国内外の課題を探りました。


 【この働き方大丈夫?】「やりがい搾取」限界寸前(2020/9/16)


この働き方
 ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者たちを支える婦人相談員になって7年。最前線で経験を積んできたが、自分の足元はおぼつかないまま。「これって『やりがい搾取』じゃない?」。この女性の手取りは月約10万円ほど。知識を得るために、全国各地の勉強会に参加。その費用を捻出するために、飲食店のアルバイトと電話相談員のトリプルワーク…。→記事はこちら

 仕事を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。「働き方改革」が叫ばれて久しいですが、職場には今も多くの課題が残されたままです。シリーズ「この働き方大丈夫?」は、非正規雇用、パワハラ、コロナ禍の中のテレワークなど、私たちを取り巻く労働環境の変化について迫りました。


 【生きて】元自民党政調会長 亀井静香さん(2020/2/4〜/3/4)


亀井静香
 広島県北部の決して裕福ではない農家に生まれ、「教育こそ子に残す財産」と信じる両親の支えで東京大へ進学。警察官僚を経て政界に飛び込み、自民党の政調会長や閣僚を歴任した…。亀井静香さんが、自らの人生を振り返り、政治に対する思いを語ります。→記事はこちら

 春なのに…県北で季節外れの雪 広島県内荒天(2020/4/13)


雪
 4月13日、広島県内は低気圧や前線の影響で荒れた天候となりました。安芸太田町加計の最高気温は6・6度と1月下旬並み。県北部では12日夜から断続的に雪が降りました。さて北広島町八幡の積雪は最高何センチだったでしょう?→記事はこちら

 内部告発した職員を「隔離」か 1人だけ別施設の畳部屋(2020/6/8)


畳部屋
 山口県田布施町が今春、固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員を新たに設けた1人だけの部署に異動させていた問題。6月1日に施行された女性活躍・ハラスメント規制法の指針が示す「隔離」に当たるとの批判が巻き起こりました。→記事はこちら

 一方で議員からは「畳部屋はパラダイス」「パワハラ役場は屈辱」(2020/8/12)と言った発言も飛び出しました。その後、職員は複数職員が働く別の部署に異動になりましたが、町議会の調査特別委員会は、調査を断念し解散(「畳部屋問題の特別委、調査しないまま解散 田布施町議会」2020/9/18)。問題はうやむやのままです。


 朱華園の味、最後まで追求 元店主・檀上さん(2020/7/10)


朱華園
 尾道のラーメン人気の礎を築き、2019年6月に事実上閉店した、尾道市の「朱華園(しゅうかえん)」。あくまで独自の中華そば作りにこだわった元店主の檀上俊博さんが思いを語りました。→記事はこちら

 「朱華園」の事実上の閉店後、「尾道ラーメン」ブームの中で出店した新興組は味やメニューで個性を打ち出し、新機軸の店もじわり評価を上げています。「尾道ラーメン新潮流 「朱華園」去って1年」(2020/6/21)は、2020年に最も人気を集めた特集の一つです。


 増水した太田川にシカ3匹 広島市(2020/7/14)


シカ
 大雨で増水した太田川を流されながら泳ぐシカ。中国新聞の読者が撮影した驚きの映像でした。→記事はこちら

 足に異常…キリンの子走った 安佐動物公園(2020/7/21)


キリン
 両後ろ足の腱(けん)の異常のため自力で立てない状態で生まれたアミメキリンの「はぐみ」。足を支える特製装具を着けて元気に成長しています。→記事はこちら

 続報の「立てなかったキリンの子「はぐみ」、走れるよ」(2020/12/12)もどうぞ。


 信号待ちのトラック爆発 冷却スプレーのガスが原因か(2020/8/19)


トラック爆発
 福山市御門町の県道で、信号待ちのトラックが突然爆発。福山東署などによると、原因は、体を冷やす冷却スプレーのガスの可能性が高いそうです。驚きの出来事でした。→記事はこちら

 山口の上関大橋に段差20センチ、車衝突(2020/11/14)


上関大橋
 11月14日午後8時ごろ、山口県上関町の上関大橋で乗用車1台が橋と道路のつなぎ目にできた段差に衝突する事故がありました。段差はなんと20センチ。上関町の室津半島側と長島とを結ぶ唯一の道路です。→記事はこちら

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