手術ミス認め安佐市民病院側に8250万円賠償命令 広島地裁判決
2020/12/22 21:40
広島市安佐北区の安佐市民病院での手術中に大量出血して約1年後に死亡したのは医師のミスが原因として、亡くなった同区の自営業男性=当時(48)=の遺族4人が、同病院を運営する市立病院機構(中区)に約1億500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で広島地裁は22日、医師の過失を認め、計約8250万円の支払いを命じた。
男性は重症筋無力症と胸腺腫と診断されて2015年11月、胸腺を摘出する内視鏡手術を受けた際、大量出血し、意識が戻らないまま16年10月に死亡した。遺族は別の病院での病理解剖の結果などを基に「医師が静脈を誤って傷つけた」などと訴えていた。
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