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【ここに注意!新型コロナ】終日マスク徹底、病欠申し出歓迎 院内感染教訓・神戸の病院長に聞く

2020/12/23 22:39

木原康樹院長

 広島県の医療機関で新型コロナウイルスの感染が次々と明らかになっている。春先の院内クラスター(感染者集団)発生の経験を踏まえ、ウイルスに強い体制をつくってきた神戸市立医療センター中央市民病院の木原康樹院長(広島大名誉教授)に、院内などの感染防止対策の在り方を聞いた。

 私たちは4月、患者と職員計36人のクラスターを経験しました。一般の外来診療だけでなく、入院治療や救急なども大幅に縮小。地域の医療は一つの病院で完結しておらず、院内感染がもたらす影響の大きさを痛感しました。

 当初は院内の感染源根絶に力を注ぎました。ただ、現在は市中感染が広がり「完璧なクリーン」の維持は困難。そのため「コロナありき」での行動が求められます。幸い、ウイルスの挙動は科学的な解析が進み、マスクの効果などは皆が知るようなりました。

 だが、知識があることと実践できることは全く違います。行動に移せる組織づくりが欠かせない。当院では職員だけではなく、患者にも終日マスクをしてもらうことを徹底。手指消毒は、アルコール消費量を病棟ごとに計り、競うことで、消費量が落ちると警告しあえる仕組みをつくっています。

 体調の悪い人に休んでもらうルールも「皆が困る」と病状を隠して働くと機能しない。休みの申し出を上司が歓迎し、差別せず、補償もする体制にしてやっと休んでくれるのが実情です。感染者は散発的に見つかっていますが、対策の組み合わせで今は広げずに制圧できています。(衣川圭) 


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